「これはイケる!」と思った企画をどれだけ考えてもなかなか採用してもらえないあなた!
それ、企画自体はきっと悪くないと思うんです。あなたが自信を持って提案した内容なんですから。
実際に企画を「通す」ためにはそこにまた秘密があるんです。
企画が通る秘密
①実績
②信用
③コネ
①実績はそれだけで企画を通せるようになります。というか実績があるならあれこれやる必要なしです。
だからこそ実績がないうちは何としてでも企画を通してその実績を得なければいけません。
そういう考えでのし上がったゲームデザイナーもいるはずです。わかりますとも。
クリエイターである以上持ってなきゃいけない気持ちだと思いますよ。
でもやっぱり悔しいじゃないですか。名作ゲームになるかも知れない自慢の企画が次々お蔵入りしちゃうなんて。
そんな泥臭いあなたの方がボクはカッコいいと思います!
ここでは②信用と③コネを中心にあなたに役立つ必殺技を紹介します。
1.ゲームの企画を通すために「信用」を得る
人が話を聞くときどれだけ信用を基準にしているかとても身に染みる言葉があります。
これってあなたも人の話を聞くとき自然と考えているはずの心理なんです。
だからセールスマンや営業なんかでは、顧客の信用を得ることが最優先だったりします。
だってどんなヤツかよく分からない男がいきなり
と飲み物を差し出した場合と、いつもあなたにやさしくて仲の良い女性が
と飲み物を差し出した場合、どちらを安心して飲めるかみたいな話です。
ジュースを飲んでもらうだけでも信用ってとても大事なんです。
●企画を決める立場の恐ろしさ
そもそもなんで信用がないと企画を通してくれないのか?
会社の規模によっていろいろですが、一例として「1000万円の借入金を用意して社長が企画を通す」という立場で考えてみましょう。
社長の立場
- 企画のために1000万円を借金する
- 企画内容に合わせて開発設備をそろえる
- 売り上げで1000万円を回収し利益も出す
- 利益から従業員の給与などを払う
とにかく借金がこわい。
1000万円の借金(;^ω^)
企画の内容によっては返せないかもしれない。返せない分は自分背負うことになる。さらに従業員には必ず給与を払わないといけない。
こうなると多少おもしろそうな企画でも信用できない人間の案だったらなかなか通す気にはなれないはずですよ。
●信用を得る方法
どんな人間が信用できるかは一般的に、普通に、ふつーに、ひねくれずに考えてみるとわかります。
信用できる人
- 人柄がよい
- 仕事に誠意がある
- 根気強く作業をする
- 上記の性格をよく知っている
まあなんというか当然のことですよね。
いわゆる「まとも」な人間になって、それをよく知ってもらえれば信用は必ず得られます。
仕事に就いて日が浅いほど実績は少ないはずなのでこれが一番大切なんです。
「夢と希望の次の武器は、努力と!根性かと!」
ゲーム業界を熱く描いた名作コミック「大東京トイボックス」一巻より百田モモ氏(24)の言葉
泣けます。(´;ω;`)
まさしく誰にでもできることなのでこれがイヤなのであれば「背に腹を代えてでも」自分の企画を通す覚悟はないということです。
だからホント、ボクは応援してますよ!!
がんばりましょう!
2.コネを作ってゲームの企画を通す
コネというのは協調性などを駆使してどれだけ自分を人に知ってもらえているかの表れです。
コネとは
- 人脈を増やしなせるもの
- 協調性が評価されたもの
- 信用の結果得られるもの
自分の能力だけでのし上がりたい人は嫌う傾向がありますが、そういう人だって「協調性がない」とか悪く言うことはできます。
どちらもRPGとかで言えばその人が持っているスキルの一つでしかなく、良い悪いはありません。
そして「コネ」というスキルは企画を通すうえで強烈な威力を発揮します。
●コネの作り方
仲良くなった人が仕事を一生懸命がんばっていたら自分にできることで協力したくなるものです。それが自分にも利するものだったらなおさら。
だから企画を選ぶ立場の人とも仲良くなってしまえば(コネを作ってしまえば)相手の方から通してもいい見方になってくれるわけです。
コネの作り方
①共通の話題を見つける
②趣味など好きなものには歩み寄る
③飲みや食事などに誘う
④旅行などではおみやげを買ってくる
ベタベタですがこれが一番効きます。
ボクは決して有能ではないんですがこれでコネを作りまくってたので、自分の要望は聞いてもらえてましたし大半のミスも許してもらえてました。笑
●イヤな上司ともなかよくするべきか?
馬が合わない人にいろいろガマンしつつ媚びを売るのは精神衛生上ぜったい良くない。
だから上司が“仲良くなりたいと思える人間”なのかどうかは大切です。
上記コネの作り方はどれもわざとらしくないようにやらないと下心がバレます。笑
内心嫌いなヤツにこれらを使うと「企画を通してもらいたいから無理している」という本心が丸見えです。
だから上司が”仲良くなりたいと思える人”でないならそんなことしません。
というかそんな会社、ボクは遠慮なくやめてきました。
でも”仲良くなりたいと思える人”が上司だった場合は積極的にコミュニケーションをとってましたし、その会社は長く続けました。そういうことでいいと思うんです。
3.ほか企画書を通すために大事なこと
信用を得てコネができることでようやく「企画書の内容がどうなのか?」という論点に移れるわけです。
企画書の内容で大切なこととかはいろんな書籍におんなじようなことが書いてありますよね。
たいていは要約すると以下の通りです。
企画書で大事なこと
- 短くてわかりやすい企画書を意識する
- キーワードや世界観が簡潔に伝わるように作る
- 常に企画書をストックし準備しておく
企画に通らないと困ってる時点ですでにこういうことは相当がんばってると思います。(;^ω^)
でも信用やコネがあっても中身がスカスカなら流石に通らなかったりするので決してムダなことじゃないですよ?
あとボツになった企画は他の会社で使ってくれるかも知れないので必ず取っておきます。
4.ゲーム企画を通すまとめ
決して一朝一夕なやり方ではないのでやりたくない人もいると思います。
でも企画を通してる人たちの大半はやってます。
もちろん上司がイヤな奴なら会社をやめてもいいです。
でもどこかの会社であなたが考えたおもしろい企画をゲームにすることはあきらめちゃダメです!
そのためならコネだろうが何だろうが使ってみるといいと思います。
とにかくあきらめない!これ大事です。
ではでは、そんな感じで今回の記事でした。
近いうちにあなたの企画が通ってボクにもそのゲームが遊べるようになることを楽しみにしています!
がんばってー!