ゲーム会社での開発職の年収【ゲームデザイナー、プログラマー,グラフィッカー,etc.】
やっぱりですね、世の中なんだと思います?
そう。愛ですよね。(遠い目
ってわけで一番大切なのはゲームへの愛なんですが、生活だって大切です。
お金・・・、なんだかんだ言って僕もやっぱ欲しいです。
ここではシンプルにゲーム会社各職種の年収とその推移を紹介します。
1.ゲーム会社での開発職の年収
ほんじゃまどろっこしいこと抜きにしていきなりあなたの知りたい年収の数字から表でいきましょう。
職種別の年収が以下の通りです。
※スマホの方は項目をタップすると詳細も表示されます。
職業 | 平均年収 (円) | 年収差=標準偏差 (円) | 度数 (人) |
---|---|---|---|
デバッガー | 2,583,333 | 664,580 | 6 |
プランナー | 4,096,340 | 1,341,286 | 55 |
プログラマー | 4,641,390 | 1,796,069 | 131 |
グラフィッカー | 4,238,588 | 1,699,936 | 103 |
サウンド | 5,590,625 | 2,257,005 | 16 |
ネットワークエンジニア | 5,225,000 | 2,034,523 | 8 |
ディレクター | 5,636,279 | 1,977,377 | 43 |
プロデューサー | 6,925,000 | 3,558,799 | 53 |
その他(役員など) | 7,186,236 | 4,758,974 | 62 |
「デジタルゲームの教科書 Softbank Creative (2010) 496 表24.5」より「現在の職種」の階級データを抜粋
各職種の標準偏差から、それぞれ年収のばらつきがどんなものかも解説します。
①ゲームプログラマ
まずゲーム開発と言えばこの職業です。
開発職の給与としてはまさにまんなか辺り。
②ゲームデザイナー
表の中には書いてませんが、プランナーかグラフィッカーのどちらかが当てはまるので少し補足しておきます。
→プランナー
ゲームの企画、主旨、内容などをデザインするって意味で使われるときは企画職であるゲームプランナーのことです。
だからこっちの意味でゲームデザイナーを目指してる人は上記「ゲームプランナー」を参考に見ときましょう。
プランナーはプログラマーに比べると平均給与少しお安めです。
→グラフィッカー
キャラクターとか、背景とか、グラフィック的な部分をデザインするって意味ですね。
グラフィッカーとかCGデザイナーとかで呼んだ方がわかりやすいはずです。
このお仕事もやっぱりスタート地点。
④ディレクター
ここね。なんか結構お給料いいですね。
これ管理職ですよ。
プログラマーとか、プランナーとか、グラフィッカーとかで下積みがんばって現場の指揮とかするようになったよ、みたいなね。
クラスチェンジしたわけですよ。やりましたね。えらい。
開発職のそれぞれの役割をよく知ったうえで、プロジェクト全体を統括するお仕事です。
カッコいいですな。
だから開発職はまずここを目指すと。もーみんなアゴでつかっちゃうぞと。←最低
なりましょう、まずはディレクター。
年収いいですよ。
⑤プロデューサー
いいですね、この金額。惚れ惚れしますよ、私も。
出ました。
年収1000万円。
この言葉のつよさですよ。
「その他」は役員とか経営者なんで、それを除いた一番年収高いお仕事がコチラです。
目指すしかありません。
開発職の場合は、下積みの職業からディレクターを経てプロデューサーとなります。
ところが非開発職の場合、ディレクターを経ずに直接プロデューサーとなることもあります。
それってずるくね?と思ったあなた。わかりますよ、その気持ち。笑
でもこれって、プロデューサーになるにはコミュニケーション能力や管理的な能力が必要なためなんですねー。
ま、しゃーない。(諦観
それに実は初職からプロデューサーになるのにかかる期間は開発・非開発職のどちらも変わらないようです。
何にせよこの年収・・・。
目指しましょう、プロデューサー。
⑥サウンド
これね、これも結構いい数字いってますね。いい。
ただ、他の一般的な開発職に比べるとばらつきがあります。
サウンドって個人の才能にとても左右されるアートな職種のためか、それが年収にも反映してるようです。
そのせいか短期雇用型の契約になる会社が多いようです。
だからちょっとだけ特殊です。
いい音が作れるなら年収700万円!
みたいな感じでしょうか?選ばれし者です。
⑦デバッガー
いやーこれは大変ですね。生活が。
デバッガーはあくまでもゲーム業界への足掛かりと考えるべきです。
ここからがんばって勉強してプログラマーになるとかそういう方向で。
いやまじで、無理ですって、この年収でずっと続けるとか。
本気で成り上がりましょう。
2.年齢別の平均年収
せっかくですので年代別の年収が以下の通りです。
年代 | 平均年収 (円) | 年収差=標準偏差 (円) | 度数 (人) |
---|---|---|---|
20代 | 3,350,575 | 1,046,575 | 134 |
30代 | 5,152,578 | 1,864,308 | 251 |
40代 | 7,786,145 | 4,178,993 | 84 |
50代 | 9,475,000 | 4,620,374 | 8 |
「デジタルゲームの教科書 Softbank Creative (2010) 496 表24.5」より「年代」の階級データを抜粋
30代と40代で標準偏差にかなり差が出てますよね。
40代だと下は300万円台~上は1100万円台。
まーこの辺で能力や仕事の出来による格差が生まれてくるのかなと。世知辛いっすねー。
やるからにはやる気出していきましょう。ね。
3.キャリアアップと年収推移
ここ一番気になるところでしょう、あなたも(ボクも)。キャリアアップしていった場合で解説します。
開発職の場合は、まず初職(プログラマーなどの下積み)からディレクターになるまでが平均8.36年。
そんでディレクターからプロデューサーになるまでが平均2.57年。
その場合の年収推移が以下の通り。
営業も含めた初職からプロデューサーへの到達年数は早い人で約7年、遅い人で13年。
プロデューサーになるまでにかかるのは平均で10.29年とのこと。
いやー、なかなか根気がいる世界ですねーこれは。
4.まとめ
大体400万円スタートからプロデューサー700万円を目指す感じですかね。
そして大物プロデューサーになれれば夢の1000万円台もあると。
デバッガーの250万円はちょっとつらいぞと。泣
とにかく独立とか転職が多い世界です。ゲームプログラマーやゲームデザイナーの年収はそれ前提で見ましょう。
やっぱりやる気と能力次第って感じです。でもゲーム好きなあなたならきっと頑張れますよ!大丈夫!
そんな感じの今回の記事でした。
それでは、あなたがよいゲーム会社に入れることを願っております!
がんばってー!