
ゲーム業界で働きたい。あるいは、今のゲーム会社から次の環境へ転職したい。
でも、ゲーム業界にはプランナー、プログラマー、デザイナー、運営などさまざまな仕事があります。会社によって担当範囲も違うので、求人の名前だけでは自分に合う仕事なのか分かりにくいですよね。^^;
このページは、ゲーム業界の仕事・職種・転職の全体像を知り、自分に必要な記事へ進むための案内ページです。ボク自身のゲームプログラマーへの転職経験も踏まえながら、まず押さえておきたいことを整理します。
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1.ゲーム業界とは?仕事とゲーム会社の仕組み
ゲーム業界は、ゲームを企画・開発するだけでなく、販売、配信、運営、品質確認など、いくつもの役割が集まって成り立っています。
転職を考えるときには「どんなゲームを作っている会社か」に加えて、自分がどの工程で、何を担当するのかを確認することが大切です。

●ゲーム会社の種類と役割
ゲーム会社には、企画や販売を担うパブリッシャー、開発を請け負うデベロッパー、自社タイトルの開発から運営まで行う会社などがあります。大きなタイトルでも複数の会社が開発に関わることがあります。
ただし、会社の種類だけで働き方は決まりません。受託開発でも企画から関われることはありますし、自社タイトルでも担当が細かく分かれることがあります。求人票では開発対象、担当工程、チームの役割まで見ておきたいですね。

●ゲーム開発・運営の流れと業界の動向
ゲーム開発では、企画や仕様の検討から始まり、プログラミング・グラフィック・サウンドなどの制作、テスト、リリースへ進みます。オンラインタイトルなら、公開後の運営やアップデートも大きな仕事です。
新しい技術やビジネスの形も変化しますが、「ゲーム業界は成長しているから安心」といった一言で転職先を決めるのはおすすめしません。自分が関わりたい制作工程と、その会社で積める経験を照らし合わせましょう。

2.ゲーム業界の職種と仕事内容
ゲームに関わる仕事は企画職だけではありません。ゲームプランナー、プログラマー、2D・3Dデザイナー、サウンド、QA、運営、マーケティングなど、多くの職種が協力して一つのタイトルを形にします。
まずは何を作る仕事なのか、どの経験が求められるのかで比べてみてください。

●ゲームプランナー・ゲームデザイナーの仕事
ゲームプランナーは、ゲームのルールや仕様、遊び方などを考え、ほかの職種と相談しながら実現する仕事です。企画書や仕様書を作るほか、レベルデザイン、バランス調整、進行管理などを担当することもあります。
「ゲームデザイナー」は、ゲームの仕組みを設計する企画職を指す場合もあれば、グラフィック系の仕事を指す場合もあるため、求人では仕事内容まで確認しましょう。
役割の違いを詳しく知りたい方は、ゲームデザイナーという職種の意味と仕事内容も参考にしてください。

●ゲームプログラマー・ゲームエンジニアの仕事
ゲームプログラマーは、企画や仕様をプログラムで動く形にする仕事です。キャラクターやゲームルールの実装に加え、UI、カメラ、通信、開発ツールなどを担当することもあります。
ボク自身、Unreal EngineやC++を使った開発で、画面に見える機能だけでなく、Pythonによるツール開発や自動テストにも関わってきました。「ゲームプログラマー」という名前でも仕事の幅はかなり広いんです。
詳しくは、ゲームプログラマーの仕事内容・必要スキル・転職体験と、実務で担当する仕事の詳しい解説にまとめています。

●デザイナー・サウンド・QA・運営などの仕事
キャラクター・背景・UIなどのビジュアルを作るデザイナー、音楽や効果音を担当するサウンド職、品質を確かめるQA、公開後のイベントやサービスを支える運営職などもあります。
さらに、広報、マーケティング、採用、経理など、ゲーム制作以外の職種でゲーム会社を支える働き方もあります。他業界で積んだ職務経験が、そのまま応募先の仕事と重なる場合もありますよ。

3.ゲーム業界への転職方法を経験別に考える
「ゲーム業界への転職」といっても、現在の経験によって必要な準備は変わります。ゲーム業界が未経験なのか、希望する職種そのものが未経験なのかを、まず分けて考えましょう。

●ゲーム業界経験者の転職・キャリアアップ
すでにゲーム会社で働いているなら、担当したタイトルの名前だけでなく、自分が担当した工程、役割、解決した課題、成果を整理します。次の会社でどの技術や業務を伸ばしたいのかも重要です。
同じ職種で会社を変える場合と、プランナーから別職種へ移る場合とでは、必要な準備が異なります。会社の知名度だけで決めず、担当範囲、開発体制、働き方も比較してみてください。実績を説明するときは、守秘義務や未公開情報にも気を配りましょう。

●他業界の職種経験を活かしてゲーム会社へ転職する
ゲーム業界が未経験でも、目指す職種の実務経験があるなら、それは大切な武器になります。Webやシステム開発の経験をゲームプログラマーへ、映像・CGの経験をゲーム系デザイナーへつなぐ、といった考え方です。
ボクも、最初からゲームプログラマーだったわけではありません。別業界からWeb・システム開発、ゲームではないUnreal Engine開発を経て、ゲーム会社へ転職しました。
重要なのは「ゲーム業界経験がない」とだけ考えるのではなく、求人票の必須条件と、自分がすでにできる仕事の重なりを探すことです。他業界からゲーム業界へ転職するための準備と実体験では、この違いを詳しく整理しています。

●ゲーム業界も希望職種も未経験から目指す
企画、プログラミング、デザインなど、目指す職種の実務経験もない場合は、まず職種を仮決めし、求人票にある必須スキルを調べてみましょう。学ぶ内容を絞り、小さくても説明できる制作物や経験を一つ増やすのが出発点です。
「ゲームが好き」だけで採用されるとは限りません。でも、学習したこと、作ったもの、工夫したことは少しずつ増やせます。求人を見て、必要なことを学び、小さな制作物にして、応募先の反応を見ながら見直す。そんなふうに一歩ずつ進める方法もあります。進め方は未経験からゲーム業界へ転職する方法にまとめています。

4.ゲーム業界の年収・働き方と会社の選び方
転職先を選ぶとき、仕事内容と同じくらい大切なのが給与や働き方です。ゲームが好きだからこそ、長く続けられる環境かどうかも確認しておきたいですね。

●年収・待遇は職種と経験で比較する
同じゲーム業界でも、職種、担当領域、実務経験、会社、雇用形態によって給与は変わります。「ゲーム業界の平均年収」だけで自分の転職条件を決めるのではなく、応募する求人の年収幅と、その金額で求められる仕事を見てください。
特に年収アップが目的なら、現職と比較する条件をそろえることが大切です。基本給、賞与、固定残業代の扱い、勤務時間、休日などを分けて確認します。
ボク自身、ゲーム会社とゲーム以外のIT企業で働いてみて、収入面だけならゲーム以外の仕事の方が条件が良く見えたこともあります。だからこそ、ゲームを作る楽しさと働く条件の両方を比較して、自分が納得できる選択をしたいですね。具体的な考え方は、ゲームプログラマーの年収と他IT職種の比較でも紹介しています。

●開発体制・担当範囲・会社の種類を確認する
コンシューマーかモバイルか、自社タイトルか受託開発か。もちろん大切な違いですが、それだけで仕事内容や働きやすさは決まりません。
応募前には、担当する工程、チームの規模、開発・運営の比重、使用ツール、リモート勤務の条件などを確認しましょう。ボクは、次の会社でどんな経験を積めるかも、年収と並ぶ大切な比較軸だと思っています。

5.ゲーム会社への応募準備
応募書類や制作物は、「何ができる人なのか」を採用担当者に伝えるためのものです。経験者も未経験者も、まず応募する職種で評価される内容を考えましょう。

●ゲームプランナーの職務経歴書と担当実績
ゲームプランナーの転職で職務経歴書を書くときは、「ゲームの企画を担当しました」だけで終わらせず、どの工程を、どんな役割で担当したかを具体的に整理します。仕様作成、レベルデザイン、バランス調整、運営施策、進行管理など、応募先の業務に関係する経験を選びましょう。
担当タイトルがある場合も、作品名だけでは自分の貢献が伝わりません。担当範囲、チームでの立場、課題への対応、説明できる成果をまとめます。未公開企画や社外秘の数値・資料を持ち出さないことも大切です。職務経歴書はこれまでの仕事を示す書類で、ゲーム企画書とは役割が違います。

●志望動機・自己PR・面接で伝えること
「このゲームが好きです」という気持ちは出発点になります。でも、採用側が知りたいのは、その会社の仕事に対して、これまでの経験や行動をどう活かせるかという部分です。
経験者なら担当実績を、未経験者なら学習や制作で実際に取り組んだことを説明します。うまくいった話だけでなく、どんな問題にぶつかり、どう考えて解決したかも整理しておくと、面接で伝えやすくなりますよ。

●ゲーム企画書・ポートフォリオを職種に合わせて準備する
ゲームプランナーなら企画書や仕様の考え方、プログラマーなら担当機能やコード、デザイナーなら作品や制作過程など、見せるべきものは職種によって変わります。応募先に提出物の指定がある場合は、それを最優先してください。
ゲーム企画書を作りたい方は、ゲーム企画書の考え方と作り方や、5ページの企画書サンプルを参考にしてみてください。トップページでは詳しい手順を繰り返さず、専門記事に任せます。

6.ゲーム業界の求人・転職サービスの探し方
ここまで整理できたら、実際の求人を見てみましょう。同じ職種名でも募集内容は異なります。仕事内容、応募資格、勤務条件を読み、今の自分に合う求人を探していくのが基本です。

●ゲームプランナーの転職・求人を探す
ゲームプランナーの求人では、ゲームの新規開発なのか運営なのか、企画立案、仕様書作成、レベルデザイン、数値調整のどこを担当するのかを確認します。コンシューマーとモバイルでも、仕事の比重は求人ごとに異なります。
現職のゲームプランナーが転職するなら、これまで担当した業務と、次に経験したい業務を並べてみてください。他業界から企画職として応募する場合も、前職の仕事と募集要件の共通点を示せると判断しやすくなります。年齢だけで応募の可否を決めつけず、募集条件を一件ずつ確認しましょう。

●ゲームプログラマーの求人・転職を探す
ゲームプログラマーの求人は、Unity・Unreal Engineなどのゲームエンジン、C++・C#などの言語、ゲーム本体・UI・通信・ツール・基盤などの担当領域で探し方が変わります。
「ゲーム業界未経験」でも、ソフトウェア開発の実務経験がある人と、プログラミング自体が未経験の人では応募先が違います。職種全体から考えたい方はゲームプログラマーの仕事・スキル・転職ガイドを、転職サービスの使い分けを知りたい方はゲームプログラマー向け転職エージェントの選び方を参考にしてください。

●直接応募・求人サイト・スカウト・エージェントの使い分け
ゲーム会社の採用ページから直接応募する方法もあれば、求人サイト、スカウト、転職エージェントを使う方法もあります。どれか一つが全員にとって正解というわけではありません。
応募したい会社が決まっているなら採用ページを確認。条件を広く比較したいなら求人サイトやスカウト。応募書類や求人の探し方を相談したいなら、対象職種・経験条件が合うエージェントも選択肢です。
ボク自身、ゲーム会社への転職では、企業から直接届いたスカウトが採用につながりました。ただし、その時点でWeb・システム開発やゲーム以外のUnreal Engine開発などの実務経験がありました。「ゲーム業界未経験だから全部ゼロから」というわけではなかったんです。
ゲーム業界の転職サービスを比べたい方は、ゲーム業界向け転職エージェントの比較と選び方も参考にしてください。ただし、サービスごとに対象者や紹介できる求人は異なるため、申し込む前に公式の利用条件も確認しましょう。
ゲーム業界で何をしたいか、今まで何をしてきたか。その二つを整理すると、次に読む記事も応募する求人も選びやすくなります。まずは気になる職種や転職の進め方から見てみてください。
